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【マイケル ジョーダンの850CSiなんぼ?】この1991年製「BMW 850CSi」はエアージョーダンがかつて所有していたクルマである

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【マイケル ジョーダンの850CSiなんぼ?】この1991年製「BMW 850CSi」はエアージョーダンがかつて所有していたクルマである

BMW 850CSi(1991):運とそれなりのお金があれば、バスケットボールのカリスマ、マイケル ジョーダンがかつて所有していたオリジナルのBMW 850CSiを落札することができる。

少し昔に戻ってみよう: 1991年、あなたは世界で最も成功したスポーツ選手の一人で、年収は数百万ドル(約数億円)。ガレージにはすでにコルベット、ポルシェ、メルセデスが何台もある。次はどのクルマにする?当時、史上最高額のBMWはどうだろう?バスケットボールのカリスマ、マイケル ジョーダンはまさにそう考えた!

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そして今、エア ジョーダン自身が所有したオリジナルの「BMW 850CSi」を競り落とすことができる。外装色「モーリシャスブルーメタリック」のこのエレガントなクーペは、「bringatrailer.com」のオークションプラットフォームで競売にかけられている。1991年、マイケル ジョーダンがシカゴ ブルズで初のNBAチャンピオンに輝き、そのシーズンのMVP(最優秀選手)にも選ばれた年、"MJ"はBMWのマニュアル車「850CSi」を手に入れた。

クラウス カピッツァがデザインしたスポーティでエレガントなBMW E31は35年近く前のモデルとは信じがたい。社内で「E31」と名付けられた「BMW 8シリーズ」は、1989年のIAA(フランクフルトモーターショー)で発表され、1990年に市場に登場した。このエレガントなクーペは、「6シリーズ(E24)」シリーズから受け継ぎ、フレアしたフェンダーとポップアップヘッドライトで90年代前半に話題を呼んだ。「8シリーズ(E31)」は、BMWの中でも、優れていて高価なものをすべて取り入れた。したがって、全長4.78メートルのクーペに「BMW 750i(E32)」の5.0リッターV型12気筒エンジンが搭載されたことは驚きではない。300馬力を発生したが、多くの顧客にとっては十分ではなかった。

E31は成功モデルではなかったBMWは「850Ci(326馬力)」と「850CSi(380馬力)」でさらに上を目指したが、あらゆる努力にもかかわらず、販売台数は期待を下回った。1999年までに、「BMW 8シリーズ」はすべてのエンジンタイプで3万台が販売されたに過ぎなかった。初期モデルをマイケル ジョーダン自身が所有し、1995年まで約12,800kmを走行した。

マイケル ジョーダンは背番号23で世界的に有名になった。パーソナライズされたナンバープレートが売りに出されているかどうかは不明。しかしもちろん、1999年に「スポーツマン オブ ザ センチュリー」の栄冠に輝いたジョーダンにとって、吊るしの「850CSi」など眼中になかった。彼の「8シリーズ」はさりげなく洗練されていた。マルチピース17インチホイールにはフロント235/45、リアに275/40という極太タイヤ、フロントスポイラーのアタッチメント、サイドスカート、リアスポイラーはすべてACシュニッツァー製。インターネットの奥深くを探せば、マイケル ジョーダンが「850CSi」のステアリングを握っている写真も見つかるだろうが、そのときすでにホイールとスポイラーは装着されていた。つまり、この改造は間違いなくコンテンポラリーチューニングと言える。

300馬力の5.0リッターV12チューニングカーではないので、5.0リッターV12(M70B50)の最高出力は変わらず300馬力、最大トルクは450Nm。そして、アメリカでは二の次であったとしても、「8シリーズ」はエレクトロニクスによって減速する前に、250km/hを軽々と記録した。

走行距離が5万km未満に相当するBMW 850CSiは、たとえ著名な前オーナーがいなくとも、本物のコレクターズアイテムである。世界的スターにふさわしく、「850CSi」の装備は非常に充実している。すでにワークスであらゆる豪華装備が装着されていたが、エア ジョーダンは電子調整式ダンパー(EDC)、電動サンルーフ、電動調整式フロントシート、電動調整式ステアリングコラム、CDチェンジャーなどの追加装備も注文した。特に注目すべきは、「モーリシャスブルーメタリック」と「ライトパーチメント」のレザーインテリアという珍しい色の組み合わせと、ジョーダンがBMWに今人気の6速マニュアルギアボックスを注文したことである。

1995年、2代目オーナーである現オーナーは、マイケル ジョーダンが下取りに出した「E31型850CSi」をポルシェディーラーから譲り受けた。今日まで、このクーペは無事故で48,461km(30,112マイル)しか走行しておらず、常に手入れが行き届いている。最小限の摩耗を除けば、写真で見る限り、クルマは素晴らしい状態にある。なお、フロントエンドの大部分が再塗装されているが、事故によるものではなく化粧直しである。

「850CSi」は長年にわたって定期的に整備されており、それは完全な書類によって証明されている。クラッチは2017年に交換され、最後のオイル交換は2023年5月である。

ジョーダンのサインが入ったオリジナルの手紙ジョーダンのファンには欠かせないもの:ジョーダンの署名が入った最初の車両登録書類(アメリカではタイトルと呼ばれる)は、著名な最初の所有権を証明する他の書類と同様に原本が付属している。

最高入札価格は現在約70,023米ドル(約1,050万円)であり、この「850CSi」はすでに現在の市場価格をわずかに上回っていることになるし、最終的にはさらに価格は上昇すると予想される。

ホイール、スポイラー、4本出しのマグナフローエキゾーストシステムはオリジナルではないが、コンテンポラリーチューニングに分類される。ちなみに、ジョーダンは現在も自他ともに認めるクルマ好きで、昨年、「ヘネシー ヴェノムF5ロードスター」を購入したばかりだ。彼のコレクションには、2台のフェラーリ ラフェラーリや、その他数台の豪華なクルマも含まれているという。

話を時間の旅に戻そう:モーリシャスブルーの「BMW 850CSi」で夕暮れの海沿いをドライブし、窓を全開にし、V12がフロントで鳴り響き、CDチェンジャーには "DJ Jazzy Jeff"の『Summertime』が入っている。マイケル ジョーダン自身が1991年に納車された車に座っているのだ。この白昼夢が現実になるかもしれない!

Text: Jan GötzePhoto: Bring a Trailer

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